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夢を叶える唯一の方法

諦めなければ本当に叶うのか?

人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ。

(リチャード・ニクソン)

リチャード・ニクソンの言葉にもあるように、多くの成功者は

諦めないこと

これが夢を叶える唯一の方法だと口を揃えて言います。実際、僕の周りにいる成功者も全く同じことを繰り返し言います。

でも、夢や目標に向かって歩みだすと、「諦めなければ夢は叶う」という言葉が綺麗ごとのように感じてしまうことってありませんか?

昔の僕がそうでした。

「そんなこと言ったってどうしようもない」

そんな状況は必ず訪れるからです。

そんな時に、

「本当の成功者はこの困難を乗り越えることが出来る人なんだな」

「自分には才能がないから無理だったんだな」

そう心が折れて、夢を諦めてしまう人が多いように感じます。

でも、本当にそれが正しいのでしょうか?

何が言いたいのかというと、「諦めない」という言葉の意味を履き違えていないかということです。

「諦めない」の本当の意味

具体的な例をあげてお話します。

あなたの夢は「エベレストの登頂」です。

そして、今回初めてエベレストの登頂に挑むことになりました。いろいろ下調べをして準備万端でスタートします。

初めての登頂で緊張しているのか、かなり体力は奪われ、さらに悪天候に見舞われ、体力的にも精神的にも疲弊していきました。

やっとの思いで、半分のところまでたどり着きましたが、「自分にはもう無理だ」「どうしようもない」そんな状況にまで追い詰められてしまいました。

登頂前の下調べが足りず、天候の予想も甘かった。さらに自分のスキルが足りていないことにも登頂中に気付いてしまっていた。

そんな状況のあなたの目の前には2つの選択肢があります。

  1. 先に進む
  2. 下山する

ここで質問です。

諦めない選択肢はどちらですか?





たぶん、

先に進む

を選ぶ人の方が多いんじゃないかと思います。

「もう無理だ。でも先に進むんだ。俺は諦めないぞ!」

なんか漫画の主人公みたいでかっこよさげじゃないですか。

でも、実際には

下山する

が本当の意味での諦めない選択肢なんじゃないかなと僕は思います。

自分のスキル不足・準備不足・経験値不足、いろんなことが分かっているのに、それ以上先には進まないほうが良い。遭難して死んだらすべてが終わりだからです。

辞めたら終わり

冒頭のニクソンの言葉の通り、

人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ。

(リチャード・ニクソン)

「辞めたら終わり」なんです。エベレストの例で言えば、遭難して死んだら終わりなんです。

夢や目標を本気で追いかけて、「もうだめだ」というところまでいったら、引き返せばいい。引き返さなくても、一旦立ち止まって休息を取ればいい。

そしてもう一度挑戦すればいいだけです。

諦めないとは

☓ 失敗を受け入れず、無理にそれ以上先に進むこと

ではなく、

◯ 何度失敗しても、再度チャレンジすること

こっちが正しい意味での「諦めない」なんだと思います。

「もうだめだ」「どうしようもない」と絶望的な状況に陥ったとしても、自分の力不足や経験不足を受け入れて一旦引く。もしくは立ち止まって様子を見る。

そして、再度チャレンジするための準備を整えておけば良いのはないでしょうか。

必ず失敗はする

なぜ「諦めない」の意味を履き違えてしまうのかというと、失敗すること前提にしていないからだと思っています。

夢や目標を叶えるために歩み出す際、失敗することを前提にする人はいません。

だから挫折を味わうと、「自分には才能がないのかな」「やっぱり無理だったのかな」と思ってしまう。

でも、それが当たり前なんじゃないでしょうか?

1回目の挑戦ですべて夢を叶えることが出来る人なんて、ほんの一握り。

僕の周りの成功者も、みんな数え切れないぐらい失敗を繰り返し、そのたびに立ち上がり、何度もそれ繰り返して、成功への道を切り開いています。

「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏もこのように言っています。

アメリカの億万長者は成功するまでに9つのビジネスで倒産を経験している

10回挑戦して9回は失敗するってことです。みんなが羨む成功者も、そのぐらい何度も失敗を経験しているんです。

失敗は成功のもと

失敗は成功のもとと言いますが、挑戦して失敗すると、いろんな情報がたくさん手に入ります。

  • 何が必要だったのか?
  • 何が足りなかったのか?

とにかくたくさんの情報が手に入ります。

そして、その情報をもとに再度チャレンジすればいいわけです。

前回よりも成功への可能性は高まっているはずです。

もしかすると、次の挑戦も失敗に終わるかもしれない。でも、また重要な情報が手に入る。そして、またそれを有効活用して次に活かせばいい。

だから、失敗を恐れずにどんどんチャレンジすればいい。失敗を重ねた分だけ成功に近づいていくものだと思っています。

まとめ

  • 失敗は当たり前。
  • 失敗を恐れない。
  • 失敗してもくじけない。
  • 再挑戦する気力だけは常に残す。
  • 何度も挑戦する。

補足

MEMO
随時増やしていく予定です。ご質問などあれば、お問い合わせください。

「一旦引く」場合は、今の環境から退いたほうが良いのか?

「一旦引く」「立ち止まる」というのはあくまで表現です。必ずしも、会社や今の職場を辞めたほうが良いというわけではありません。

夢や目標のために、別の環境に移ったほうが良い場合もあれば、今の環境でやり方を変えるほうが良い場合もあります。

こればかりはケースバイケースなので、歯切れの悪いお答えしかできませんが、自分が後悔しない選択肢を選ぶのが良いのかなと思います。

ちなみに、僕なら最初は今の環境で色んなやり方をチャレンジしてみるかなと。もし環境を変えるのであれば、いろいろやり尽くしたあとに考えると思います。

失敗すること前提で努力すればいいのか?

夢や目標に向かって努力している間は、一切失敗のことは考えないほうが良いです。むしろ自信満々で成功する気でいたら良いと思います。

文中にある「失敗すること前提にする」というのは「どうしようもないほど精神的にやられてしまったり、これ以上先に進むとリスクが大きいと感じた時に、もしかして失敗したのかもと立ち返ればいい」という意味合いです。

もちろん、すぐに失敗だったと判断するのではなく、再挑戦する気力がギリギリ残るほどまでは、努力してみると見えてくる世界も変わってくると思っています。

あなたはどんな経験をしてきたの?

少し恥ずかしいですが、自分語りをしてみます。

僕は約10年前に起業して、最初あるブライダルのビジネスを立ち上げました。

これが驚くほど上手くいかず、やればやるほど赤字。いろいろとテコ入れしてみても全然改善されない。ゼクシィに広告を出したこともあるんですが、それでも全然注文が来ない

正直その時は「自分には才能がないから無理なのかな」ってかなり落ち込みました。

その後、一旦そのビジネスに力を入れるのはやめ、ブライダルの他ビジネスを始めてみたんですが、それも失敗。

その後も何度か失敗を繰り返しながら、やっと上手くいきそうなビジネスに出会えました。

それがどんどん順調に育ち、東海地区でナンバー1になるほどまでに成長したんですが、最終的にはそれも仲間に裏切られて売上ゼロに。

さすがにこの時は、「僕には無理だ」と心が折れてしまったのを覚えています。

借金も出来てしまったので、バイトを2つ掛け持ちして生活することになったんですが、

それでもやっぱり諦めきれずに、細々と広告代理店の仕事を始めたんです。

その後バイトだけじゃ足りず、サラリーマンに戻った時期もありますが、ずっと事業だけは続けてきました。

そうして今に至るわけですが、これまでたくさん失敗しては、何度もやり直してきたわけです。

全く意識はしてませんでしたが、振り返ると、本当の意味での「諦めない」選択を常にとっていました。

  • ブライダル業界という環境は、最初変えずにいろんなやり方を試し、提供するサービスもいろいろチャレンジした。
  • 大きな借金を背負ってしまったので、一旦ブライダル業界から身を引くも、バイトなどをしながら再度挑戦する機会をうかがった。
  • 再起を図り、環境を広告代理業に変えた。
  • そこでも何度か失敗を繰り返したが、どうにか形になった。

もちろん今が成功だとは思っていませんし、現在も新たな目標を立てて努力している真っ最中。

今後もしかして、また失敗して無一文になるかもしれません。

仮にもしそうなったとしても、バイト掛け持ちでもなんでもしながら、必ず事業は続けますし、今まで培ってきた知識があるので、必ずまた再起を図るんだと思います。

傍から見たらすごくかっこ悪いんだと思いますが、これが本来の「諦めない」姿なんだと信じて、目標が叶うまで努力したいと思っています。